謙虚さとは感謝に気がつくこと
2017.04.06
佐竹社長が朝礼でお話下さったこと (41回目)
謙虚さとは感謝に気がつくことです。
人は一人では生きられないし、一人で商売はできないです。必ず相手があって事がなるんです。感謝があれば、するのではなく、なるんです。頭を下げるというのも、下げるのではなくて、下がってしまうことです。
気がついてなければ「見れども見えず、聞けども聞こえず」と言われます。隣で話しをされても、熱中していれば全然聞こえないことがあります。また、遠くを集中して見ていれば、近くのものは目の前を通り過ぎても全く気がつきません。気がつかなければ無いことです。
出羽三山の修行者のTV番組がありました。
宿坊の16代目のお話です。何の為に修行をなされるのですかとの問いに、「悟るため」とお話がありました。「悟る」とは気づきを積み重ねることです。気がつきやすくなる自分をつくるためにやるのが行者の修行なのです。
「どんなに苦しきことの中にも、必ず感謝すべきことがある。感謝を発見できたとき苦しさは全て無くなる」という言葉があります。つまり自由になること=執着しなくなる=こだわらなくなること。そこに気がなければ、見えども見えず、聞けども聞こえなくなります。そうゆうふうな効果があるのが感謝なんです。
私の師匠の飯塚先生に「人の心というものは見えないものだが、においで分かる」と言われました。修行した人には気のにおいがわかるんですね。
謙虚さとは感謝と表裏一対であることが勉強になりました。