?ハヤブサの捕食
ある日の昼下がり。車のフロントから、ふと外に目をやると一羽の鳥が倉庫の下屋に止まるのが見えました。ん?スズメにしては大きいし、トンビや鷹でもないし、何ていう鳥?と思いながら見続けていると…。
餌でも食べようとしてるのかな?…と思った次の瞬間、足で押さえつけた鳥(鳥のヒナ?)の毛をクチバシでむしり取っているのか、毛がハラハラと舞い落ちる様子が確認できました。
オヮラッ!なんだコイツ!鳥の毛むしって喰おうとしてんじゃねぇが!?(なにせコッチは鳥の捕食なんて初めて目にする光景で若干興奮気味でした。田舎で暮らして半世紀以上でも滅多にお目に掛かれるもんじゃございません。)
映りは悪いけど、こちらがその時のスマホ動画です。
いやぁー正直ビックリでした。こんりゃすげえや!それにしても、この鳥なんだ?と目を凝らしてみると、鋭いクチバシにやや大きめの丸みがかった頭にそれ程大きくない胴体。それを見てピンッときたのが、「ハヤブサじゃね?」ってことでした。わずか20~30秒で餌を握りしめて飛び立ってしまいましたが、鳥が鳥の毛をむしってる場面が強烈な印象として記憶に残りました。
そこで、「ハヤブサ」であれこれ検索してみたら、「隼」はハヤブサ目ハヤブサ科隼属に分類される鳥類で、地球上の南極大陸を除く地域に分布し、動物食の猛禽類で主にスズメやハト、ムクドリ、ヒヨドリなどの体重1.8キログラム以下の鳥類を食べる。水平飛行時の速度は100 (㎞/h)前後、急降下時の速度は390 (km/h)を記録した世界で一番速く飛ぶことができる鳥がハヤブサなんだそう。ハヤブサという和名も「速い翼」が転じたと考えられているそうです。そんなのに狙われたらひとたまりもありませんね。
そういえば、毎年会社の屋根裏に小鳥が巣を作って「チュンチュン」とヒナの声が聞こえてたのに、今年はサッパリ。ひょっとするとあのハヤブサが…。
それからしばらくは会社の周辺に住み着いていたようですが、この頃は姿を見かけなくなりました。あのハヤブサくんどうしてるんだろうね!?